2009-01-01から1年間の記事一覧

読書欄チェック

昨日の朝日新聞の読書欄を見ていると、 気になるマンガと本があったので、忘れないようにメモ。こうの史代 この世界の片隅に この世界の片隅に(上) (アクションコミックス) [ こうの史代 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > コミック > その他ショップ: 楽…

高速1000円旅

旅行の最終日は友人の車で姫路へ。 新型インフルエンザも心配だが、 高速道路1000円につられてしまう。 姫路までの道中、 高速道路の交通量はさほど多くない。 これも新型インフルの影響か。 順調に進み、昼前には姫路に到着する。 姫路ではとりあえず、…

小心者の心臓

終日、ある集まりに出席。 自分も短い報告をするが、無事に終わってほっとする。 時間がくると鳴るあのベルの音は、 小心者の心臓にはよくない。 その後、いろいろの方の講演が続く。 こんなに集中して、人の話を聞くのは久しぶり。 午前8時30分に集まり…

電信柱から電信柱へ

3日間の旅に出る。 朝バスで出発して松山へ。 まず最初に愛媛県美術館へ行き、 良寛墨宝展−最晩年の芸術と生涯−を観覧。 展示は、良寛が最晩年に身を寄せた、 新潟県長岡市の木村家に伝わる書を中心に紹介したもの。 早い時間に行ったが、 それなりに観覧者…

硬派な歴史系雑誌

インターネットの日本の古本屋により取り寄せた 『古文幻想』第8号(古文幻想会、1990年)が届く。 日本の古本屋は、 クレジット決済ができるようになったので試してみる。 振り込みに行く手間もなく快適。 と言っても、本を次々に買わないように注意、…

安倍義任の履歴

前回、松山で種痘を行った二人の医者が、 どのようなところで学んだのかつかめないと記したが、 そのうち、安倍允任の養子に入った 安倍義任については履歴書があり、修学状況が明らかになる。 安倍能成の我が生ひ立ちには、 父親義任の明治8年の履歴書など…

今治藩の種痘と松山

『愛媛県医師会史 総合版』は、 松山における種痘の始まりは安政2(1855)年と記しているが、 もし松山痘社の種痘引札が嘉永3(1850)年に出されたものとすると、 その年代はさらに早まる可能性がある。 ちなみに、 安政2年の種痘は町医の池内蓬…

種痘引札の文言

少し前に松山における種痘の普及として、 『愛媛県医師会史 総合版』に紹介されていた 種痘の宣伝用引札のことを記したが、 ここで改めてその内容を口語訳すると、 以下の通りになる。 疱瘡を植え始めたのは、中国の宋時代のことである。 是は鼻に入れる方法…

勝負の2時間

今日は家族の用事で松山へ。 その用事の狭間、2時間の自由時間をもらう。 あわてて図書館へ行く。 調べものをしていると、 分からないと思っていたことが案外分かってきて、 メモやコピーしたりしているうちに、 タイムリミットが近づく。 あわてての本を探…

束の間の白米ブーム

車谷弘の銀座の柳 (中公文庫)を読んでいたら、 昭和16(1941)年11月の北九州で開かれた 文芸講演会の記述があった。 講演会で聴衆を大いに湧かせたのが、 竹田敏彦の演説。 私は八幡へ来て、 外米六割の御飯をたべました。 東京で自分達が喰ってい…

天赦園散策

昨日はゴールデンウィークの最終日。 午後になって動き出す。 行き先は宇和島に新しくできた町の駅きさいや広場。 ここをざっとひとまわりした後、 運動不足解消のため、宇和島の町歩きをすることに。 目的地は天赦園。 天赦園は近くまで行くことはあっても…

松山における種痘の普及

前回は安倍允任(楳翁)の種痘について書いたが、 松山における種痘の普及については、 他にも何かの本で読んだはずと、 ごぞごぞ文献を探してみると、 『愛媛県医師会史 総合版』に関連する記述を見つけた。 それによると、 松山の種痘は宇和島藩よりやや遅…

安倍允任(楳翁)の種痘引札

安倍能成の我が生ひ立ち―自叙伝 (1966年)には、 明治時代の松山のことが記されているので、 一度は読んでおこうと思い、書棚の手前に置いたものの、 その厚みを見て積極的に取り出すこともなかった。 でも、ゴールデンウィークの暇な休みの徒然に、 最初の数…

兜−もののふの美意識−

ゴールデンウィーク中の数少ない休日。 家でごろごろしていようと思っていたのに、 家族のどこか連れて行け攻撃を受ける。 そこで高知方面に出かけることに。 途中の道は車がやや多め。 須崎東から南国間は高速道路を使ったが、 乗り慣れていない人も多いせ…

ゴールデンウィークの始まり

先日クイズ番組で、 ゴールデンウィークは業界用語で、 昭和30年代にいわれはじめたが、 それはどの業界でいわれるようになったのか、 という問題が出されていた。 昭和30年代というところでピンときて、 映画業界と当てることができたが、 現在読んでい…

宇和島藩江戸屋敷の人数

大名家の江戸屋敷には何人住んでいたのか、 素朴な質問だが、案外答えるのが難しい。 宇和島藩士の三浦家の江戸暮らしについて、 いろいろ書いてみたが、 そもそもその江戸屋敷にいた人数は、 三浦家の史料からは全く窺い知ることができなかった。 ところが…

本間游清の名品随筆

塩村耕氏のこんな本があった!江戸珍奇本の世界 こんな本があった!江戸珍奇本の世界作者: 塩村耕出版社/メーカー: 家の光協会発売日: 2007/03/27メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (11件) を見るを読んでいたら…

陽明学つながり

「官府御沙汰略記」は江戸小石川に住んでいた 幕臣小野直方の日記。 氏家幹人氏の江戸の病 (講談社選書メチエ)によれば、 この日記に伊予大洲藩のことが登場している。 例えば、 明和6(1769)年に大洲藩8代藩主加藤泰行が 「脚気腫満」で死亡したとい…

半井梧菴の遠西写真全書

伊予史談会文庫の伊予人物伝資料から 半井梧菴の資料を前回示したが、 この資料は、 昭和7(1932)年に今治の大須岐神社で開催された 半井梧菴翁遺墨展覧会の模様を報じたものである。 そこには、半井梧菴の著述として、 次のようなものが展示されたこ…

半井梧菴の蓄髪2

伊予史談会文庫の伊予人物伝資料に、 半井梧菴の蓄髪に関する資料を発見。 引用すると、以下のとおり。 従来医は祝髪して僧侶の風を装ふ慣例であったが、先生は建議して士服を用ひることを許されたのである。 其時の詩に「醫人惟是要回春、髪首何須久傚聲、…

半井梧菴の蓄髪1

半井梧菴は今治藩医で、 伊予を代表する地誌である『愛媛面影』を編纂したことでも有名です。 その梧菴が文久3(1863)年に、 当時の医者が頭を剃って 出家した姿をしていることを不当として、 還俗願を提出しています。 この還俗願は今治藩で許可され…

間隙ぬって1冊

仕事で松山へ。 わずかな空き時間つかって、 書店へ行きすばやくひとまわり。 新刊1冊購入。 牧村健一郎 獅子文六の二つの昭和 獅子文六の二つの昭和 (朝日選書)作者: 牧村健一郎出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2009/04/10メディア: 単行本 クリック…

図書館再開

午前中はある集まりに出席して、 午後からは図書館へ。 2カ月ぶりぐらいに再開した図書館は、 一般図書と郷土資料とが別の階になったりして、 随分様変わり。 これまで郷土資料を閲覧しながら、 疲れたら一般図書めくって気分転換したりしてましたが、 そう…

高崎探訪

今日は新幹線で高崎へ。 一仕事のあと、古書店まわり。 ひどい風が吹きすさぶなか、重い荷物をかかえてよろよろと進む。 ミステリーファンのための古書店ガイド (光文社文庫)をもとに、 1軒目訪ねるも、 このへんと思われるところに古書店の姿なし。 閉店か…

国立歴史民俗博物館で開催中の 「錦絵はいかにつくられたか」を観覧。 歴博は美術的な価値が高い錦絵はあまりもっていないものの、 歴史系博物館としてかなりたくさんの錦絵をもっていること。 そこで、今回の展示では 錦絵の鑑賞に重きをおく美術展ではなく…

錦絵の歴史展示

所用あって東京へ飛ぶ。 羽田に着いてから、 いろいろと乗り継いで、千葉県佐倉市まで。 その遠いこと、遠いこと。

得なのか、損なのか?

年度末で目のまわる忙しさ。 それでも朝からどしどし仕事が押し寄せている。 やれることはやって、 やれないことは見ないふりして、 やっとのことで松山行きのバスの乗る。 バスの中のボーっとできる時間が今は安らぎ。 打ち合わせ1本終えて、新刊書店まわ…

一足はやいプレゼント

bk1からメールが届く。 誕生日の月なので、 3000円購入で、500円引きの案内なり。 本を買わせる策略と知りつつも、 ついつい3000円の予算で本を選んでしまう。 1冊目はチェックしていたので、すぐに決定。 谷根千工房 ベストオブ谷根千 ベス…

ブラックホール

今日は途中から休みをとって、 松山方面へ。 少し寄り道をしてから、 間もなく休館予定の図書館へ行く。 読んだ本を返しつつ、新たに3冊借り出しました。 柴桂子 近世の女旅日記事典 近世の女旅日記事典作者: 柴桂子出版社/メーカー: 東京堂出版発売日: 200…

油断大敵

休日。 朝起きると雪がうっすら積もっていましたが、 日もさしてきて、 道路の雪もとけてきたので、 急遽松山に行くことに決定。 図書館に本の返却に行くと、 改修工事で2月中旬からしばらく休館するとのことで、 普段は5冊しか借用できないのが、 ちょう…