2006-01-01から1年間の記事一覧

師走のわすれもの

師走の様子をメモ。 12月28日 仕事おさめ。 勤務終了後、車で松山に出発。 夕方から雪が降り出し、積もりそうになるので、 早く出発しなきゃとあせり、 出そうとしていた年賀状をすべて家に置き忘れる。 その後、仕事仲間の有志で忘年会。 一軒、二軒、…

木村哲也 「忘れられた日本人」の舞台を旅する----宮本常一の軌跡 より短いこの言葉をメモ。 村のよき指導者でありながら、 少しの私利私欲もなく、 自慢したり誇ったりするところがない。 これは宮本常一忘れられた日本人 (岩波文庫)に登場する 篤農家、田…

この人こわれてます

クリスマスイブ。 というのに、午前中松山で一仕事。 そして、午後からは家人にはワイン1本買って帰る約束で、 フリーにしてもらいました。 本屋をめぐるも、東京で新刊買ったばかりなので、 落ち着いて見てまわれます。 あれこれ手にとりながめつつ、 まだ…

[展覧会]

結局、展示は弥生美術館・竹久夢二美術館の 竹中英太郎と妖しの挿し絵展〜エロティシズムとグロテスク…闇にきらめく妖美の世界〜 にだけ行きました。 弥生美術館では1年に4回展示替えがあるようですが、 毎回充実した展示になっています。 今回もなかなか…

東京本屋めぐり

プライベートな用事で、12月15日から東京に行ってました。 結構自由時間はありましたが、 現在あまり見たい展覧会も少なくて…

昨日の宇和島藩士三浦家文書の手紙のつづき。 宇和島には三浦家のゴッドファーザーこと、 7代当主三浦義信が健在。 義信は安永3年8月24日生まれなので、 手紙が書かれた嘉永5年には、何と数え年で80才。 4代にわたる藩主に仕えた義信も6年前に隠居して…

それでは、年も押し迫ってきたということで、 宇和島藩士三浦家文書の中から、 年末から正月にかけての三浦家の様子がよく分かる手紙を1通紹介します。 手紙は嘉永5年の年が明けた早々の正月五日に出されたもの。 手紙の書き手は、三浦家8代当主である肇…

年の暮れの支払い

早いもので、もう師走。 今日は自動車会社にタイヤをスタッドレスにはきかえに行き、 その後本屋へ。 安藤鶴夫 寄席はるあき 寄席はるあき (河出文庫)作者: 安藤鶴夫,金子桂三出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2006/01/06メディア: 文庫 クリック: 10回…

11月に読んだ本

今月読んだ本は以下のとおり。 田辺聖子 楽天少女通ります (私の履歴書) 松本哉 永井荷風という生き方 (集英社新書)以上2冊。えっこんだけ。そうこれだけ。 とにかく忙しかった。 それに久しぶりに恩師の本を拾い読みしたし。 その代わり買った本は大量。 …

底ぬけ

仕事の大きな波にあっぷあっぷおぼれていました。 ようやく今日、久しぶりの完全休日。 学校の振り替え休日になった娘も誘って家族で松山へ。 ひさしぶり、おマチに来て本屋に行くと、 欲しい本ばかり。 なやみになやんで、以下のものを購入。坪内祐三 本日…

どんどんたまります

先日JCBのポイントがたまったので、 インターネットで1冊購入。 校條剛 ぬけられますか 私漫画家滝田ゆうぬけられますか 私漫画家 滝田ゆう作者: 校條剛出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2006/10/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 14回この商…

宇和島藩士の中級武士である三浦家の文書について研究している。 そのなかで、5代当主義陳(よしひさ)の長女ほのに注目している。 ほのの生年は不詳。 宇和島藩士下山猪右衛門と結婚するも離縁。 その後宇和島藩に奥女中奉公に出て、 明和元(1764)年…

10月に読んだ本

今月読んだ本は以下のとおり。渡辺京二 逝きし世の面影 (日本近代素描 (1)) 高橋敏 博徒の幕末維新 (ちくま新書) 田中圭一 病いの世相史―江戸の医療事情 小林信彦 東京少年 川本三郎 今ひとたびの戦後日本映画 (中公文庫) 中野翠 今夜も落語で眠りたい (文春…

読書感想文

今日から三連休。 昨日は職場の仲間と飲み会。 午前は酒がのこり、頭が重くて起きあがれません。 午後から娘の習い事で、車で宇和島へ。 もちろん運転はせず、家人に任せました。 習い事終わった娘を拾い、 新刊書店に行き、以下の2冊を購入。 松本哉 永井…

先日地元の図書館から2冊の本を借り出した。 そのうちの1冊が、 熊倉功夫編 遊芸文化と伝統だった。遊芸文化と伝統作者: 熊倉功夫出版社/メーカー: 吉川弘文館発売日: 2003/02メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見るたくさんの…

本芳我家住宅5〜釘隠〜

そして、今日も本芳我家住宅のつづき。 前回修理工事により、 2階に6つの座敷を配する間取りになったと記しましたが、 そのそれぞれの部屋は、 桃の間、梅の間、松の間、竹の間、亀の間、鶴の間 と呼ばれています。 これは各部屋の長押(なげし)の釘隠の…

本芳我家住宅5〜釘隠〜

今日から4連休。 自分にとっては久々の大型連休です。 午前中娘を宇和島に習い事に連れてゆき、 その空き時間に書店をまわる。 そして、新刊書店で、 橋爪紳也 モダニズムのニッポンモダニズムのニッポン (角川選書)作者: 橋爪紳也出版社/メーカー: KADOKAW…

本芳我家住宅4〜座敷〜

内子町の国指定重要文化財の本芳我家。 その修理工事により、主屋の2階は大きく変わりました。 中廊下がある2列2間の4部屋から、 中廊下を除き、 当初の2列3間の6つの座敷を配する間取りに復原されました。 2階の座敷の様子。 そのうち鶴の間と亀の…

本芳我家住宅3〜箱階段〜

本芳我家は暮らしの変化にともない、 様々な手が加えられ、間取りなども変化していきました。 そして、階段の場所も当初とは変わったようです。 今回の修理工事では、 不用になり外され、土蔵にしまわれていた箱階段が、 そのまま当初の位置に戻されたそうで…

本芳我家住宅2〜土間、店の間〜

昨日の本芳我家のつづき。 本芳我家の創建は明治22年。 その後昭和2年頃と昭和30年頃に大きな改修が行われたことが、 今回の修理工事のなかで分かってきたそうです。 そして、今回の修理により昭和初期の姿へと復原されたようです。 その一例が下の画像。 分…

本芳我家住宅1

本日は休日。 新聞で内子の町並保存地区にある 重要文化財本芳我家の修理工事が完了し、 予約制で一般公開という記事を見て、 急遽連絡。 なんとかすべりこみで、 家人と一緒に見学に。 駐車場から町並みを歩いていると、 右手に修理工事を終えた本芳我家が…

9月に読んだ本

9月は夏の仕事の残務整理と、 休みはひたすら眠くて、ほとんどこのブログの更新もできませんでした。 まあ、どんな本を買って、どんな本を読んだのか、 備忘録のようなものなので、 今後もぼちぼちやっていこうと思っています。 ところで、今月読み終わった…

スニーカーが本に

運動会の振り替えで娘も休み。 急に思い立って午後から松山へ出かけました。 スニーカーがくたびれてきているので、 探し回りましたが、気に入ったものが見つからず。 かわりに新古書店でこんなものを。 小林信彦 夢の砦(新潮社) 夏目伸六 猫の墓 父・漱石…

とても見にいけないと思っていた藤田嗣治展、 広島県立美術館まで来たので、思い立って見にいくことに。 堪能しました。 以前ブログに書いた藤田が監督した 映画「風俗日本 子供篇」も見ることができました。 途中でてくる理髪店の絵看板がなんともいい感じ…

8月に読んだ本

読んだ本は先月の5冊から なんとか4冊を確保。 都築政昭 黒澤明と「七人の侍」 (朝日文庫) 岡崎武志 気まぐれ古書店紀行 小針美男 川本三郎 追憶の東京 下町、銀座篇 (らんぷの本) 壺井栄 二十四の瞳 (講談社青い鳥文庫 (70‐1)) 夏休みで家族サービスもあ…

四国遍路連々艸

インターネットで注文した 阿部明子 四国を駆け抜けた男道楽斎が届きました。四国を駆け抜けた男道楽斎―天保元年「四国遍路連々艸」より作者: 阿部明子出版社/メーカー: 新風舎発売日: 2006/05メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (1件) を…

夏休み最後の休日

夏休みの最後の休日。 娘の宿題もほぼ終わったようなので、 とりあえず四万十川に向かって出発。 最初は江川崎でレンタサイクルを借りて、 サイクリングロードを走るつもりが、 思ったよりも早く着きそうなので、 思い切って窪川まで足を伸ばすことに。 四万…

そうそう、二十四の瞳。二十四の瞳 (講談社青い鳥文庫 (70‐1))作者: 壷井栄,戸井昌造出版社/メーカー: 講談社発売日: 1983/11/10メディア: 新書 クリック: 3回この商品を含むブログ (10件) を見る小豆島から帰って読み返してみた話しを書くのをすっかり忘れ…

自由研究はつらいよ

いよいよ夏休みも終盤。 子どもの自由研究も待ったなしである。 社会の自由研究したいと娘がいうので、 どんなのやりたいか聞いてみると、 とても無理そうなテーマばかり。 そんなの無理とかダメとか行っている間に、 いつの間にか「昔のへんろ道をあるく」…

家族旅行2日目

家族旅行2日目には小豆島に渡りました。 小豆島に来たのははじめてです。 早速、壺井栄の小説 二十四の瞳 の舞台となった岬の分教場へ。 この分教場の建物は明治35年の建築。 昭和46年に廃校になったそうです。 高峰秀子主演の映画二十四の瞳(昭和29…