2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

1月に読んだ本

う〜ん、久しぶりに三浦家のネタで快調に更新してましたが、 仕事が忙しくなったとたんにストップ。 仕方ありません。 ここいらで一休みということで、 2007年最初の1月に読み終えた本を記しておきます。 安藤鶴夫 寄席のはるあき 工藤美千代 工藤写真…

三浦義陳の江戸暮らし6

また、先にも記したが、 藩主村候と佐賀藩鍋嶋家のお姫様護姫との婚礼にあたり、 御貝桶添役という仕事が新たに割り振られ、 義陳の仕事はにわかに忙しくなる。 まず寛延3年11月6日に婚礼の日取りが正式決定すると、 義陳はそれを知らせる御案内使者とし…

三浦義陳の江戸暮らし5

それではそろそろ三浦義陳の江戸暮らしに話しを戻すが、 義陳は仕事について当番・受取番・代り番・寝番・廻番と記すのみで、 その具体的な内容を日記に書き残していない。 しかし、藩主村候などの御供や使者として外に出た時にはそれなりに書き記している。…

三浦義陳の江戸暮らし4

ここにもう一つ江戸勤番武士についての興味深い研究がある。 岩淵令治氏の「八戸藩江戸勤番武士の購買行動と国元」 (歴史と風土―南部の地域形成所収、雄山閣、2004年)である。 この論文は、宇和島藩邸にもほど近い 麻布の八戸藩邸で勤番した八戸藩士遠山屯…

三浦義陳の江戸暮らし3

ところで、 江戸勤番武士の生活を物語る有名な資料として、 和歌山藩の下級武士酒井伴四郎が記した万延元(1860)年の日記があげられる。 酒井伴四郎の仕事は、 藩主の装束の着用などをつかさどる衣紋方であった。 伴四郎には、江戸において衣紋稽古を中…

三浦義陳の江戸暮らし2

宇和島藩士三浦義陳の当時の仕事は小姓役、 藩主伊達村候の近くにおり、様々な雑務や日常生活に必要な取次などを行っていた。 義陳の江戸日記、 「寛延三庚午四月八日ヨリ極月廿八日迄日記」を繙くと、 当番・受取番・代り番・寝番・廻番などの文字がよくで…

三浦義陳の江戸暮らし1

寛延2(1749)年12月2日、 宇和島藩士三浦義陳のもとに、 来年春の参勤交代のお供に加わるように命じる触書がもたらされる。 触書は夜の四ツ時(午後十時)に到着、 義陳は直ちに来年の参勤交代を担当する 家老桜田伊勢のもとに承諾することを伝える…

東京で買った 氏家幹人 小石川御家人物語を少しずつ読み進めています。 この本は江戸の下級旗本の日記をもとに書かれていますが、 その日記とは「官府御沙汰略記」と名付けられたもので、 作者は、広敷添番の役を最後に隠居した小野仙右衛門直賢。 延享2(…

さすがです

今日は休みですが、松山の図書館へ。 図書館でいろいろ調べ物をした後、 少し時間があまったので、ずっと見たいと思っていた 宮本常一日記集成宮本常一 写真・日記集成 全2巻・別巻1作者: 宮本常一出版社/メーカー: 毎日新聞社発売日: 2005/03/31メディア: …

最近知ったある一件

家に帰ってきてからこのかた、いろいろと大変でした。 家人の腰痛が再発。 しばらく主婦業に精を出したし、 他にも帰って早々仕事でもつまずいたし。 でもそれもようやく落ち着いたので、 またそろそろ三浦家のことでも調べて書こうと思っています。 ところ…

東京散策

朝ゆっくりして、少し遅めに出発。 地下鉄の根津駅まで出て、そこからぶらぶら歩きました。 まずは行ったことがなかった森鴎外旧居跡。 現在はホテルになっている一角の石碑をながめ、 歩いていると、見るだに存在感あふれる建物を発見。 看板には上田邸(旧…

東京でみる曲芸

昨日は新年早々すこし暗すぎたので、 1月3日の模様は、一つ明るくいきたいなってなことで、 久しぶりに小5の娘、五の重の日記を紹介します。 おどろきと楽しさ 「浜離宮、日の出桟橋行きの水上バスに乗る人を案内します。」 私とお父さんは人の波とともに…

新年1月2日からオープンしている、 江戸東京博物館の特別展「江戸城」を見にいきました。 切符を買おうとすると、既に20mぐらいの列ができていることにびっくり。 正月早々、博物館に出かける物好きは自分くらいかと思ったもんで… チケット買おうとする…