天赦園散策

昨日はゴールデンウィークの最終日。
午後になって動き出す。
行き先は宇和島に新しくできた町の駅きさいや広場。
ここをざっとひとまわりした後、
運動不足解消のため、宇和島の町歩きをすることに。
目的地は天赦園。
天赦園は近くまで行くことはあっても、
なぜか一度も入ったことがなかった。


天赦園は宇和島藩主の居館であった
浜御殿の一部南東部を、
7代藩主伊達宗紀が退隠の場所として大改造してつくられたもの。
文久2年に起工し、
明心楼・記念館・春雨亭・月見亭などの
建物を建て、宗紀の隠居所の南御殿としている。
文久3年2月には、
勘定与力五郎左衛門に命じて
南御殿の庭園造りに着手し、慶応2年に完成して天赦園と名付けられている。
天赦園の名は伊達政宗漢詩「残軀は天の赦す所」から採られている。


天赦園の周囲は482メートルで、面積は11240平方メートル。
広い池を中心とした池泉回遊式庭園で、
池辺の石組みには多くの和泉砂岩の海石が使われている。
周囲に黒松・樟・ウバメガシなどの常緑樹をめぐらし、
伊達家の家紋「竹に雀」にちなんで、
多くの種類の竹が植えられている。
明心楼の附属建物の書院式茶室潜渕館、
宗紀が余生を楽しんだ書屋の春雨亭が現存している。








いいお天気のなか、
町中とは別世界の静かな庭園を歩くのは格別。
心の中がすっきりとしました。