2009-01-01から1年間の記事一覧

本屋で時間つぶし

松山で会議があるため、 昼過ぎ寒風吹きすさぶなか、駅まで歩く。 駅に着いた時には、すっかり体が冷えきってしまう。 松山では会議の前に、ジュンク堂書店に寄るも、 何も買うものなし。 といっても、このあいだ買ったばかりだから、 当たり前。 会議をこな…

子規の楽力

坂の上の雲のドラマ放送が始まり、 巷の本屋では関連書籍がたくさん置かれているが、 どれも似たりよったり。 ぱらぱらめくっても、あまり面白そうに見えない。 そんななか先日、 坪内稔典 正岡子規の〈楽しむ力〉を購入した。正岡子規の〈楽しむ力〉 (生活…

ヴィジュアルな新書

年末にかけて、公私ともに仕事がたてこんでくる。 そんな中、束の間の休日。 歩いて買い物に出かけたり、 久々に散髪したりするうちにあっという間に一日が過ぎる。 夕方からは娘をピアノ教室に送り八幡浜へ。 レッスンの間はいつものように新古書店へ。 そ…

幕末の京都の空気

管宗次 京都岩倉実相院日記 読了。京都岩倉実相院日記―下級貴族が見た幕末 (講談社選書メチエ)作者: 管宗次出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/03メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (5件) を見る 実相院日記は、 京都市左京区…

中年の危うさ

急に寒くなってきました。 デスクワークのせいでしょうか、 この季節になってくると、肩から背中にかけて強くこわばってきます。 今年から朝少し運動などして、気をつけているのですが…。 そういえば、職場にも腰が痛いという人がいました。 季節とともに体…

トップニュース

先日、愛媛新聞に松山城の現天守の位置が、 築城当初は池だったというニュースが掲載されていた。 加藤、蒲生が城主だった時代は池で、 松平定行が松山に入ってからの大改修により、 現在の位置に天守が定まったというもの。 新しく発見された二枚の絵図が、…

近世地域文化史の新視点

青木美智男 日本文化の原型 読了。全集 日本の歴史 別巻 日本文化の原型作者: 青木美智男出版社/メーカー: 小学館発売日: 2009/05/29メディア: ハードカバー クリック: 1回この商品を含むブログ (10件) を見る江戸時代の文化を頂点からではなく、裾野から捉…

戦国武将伝

休日を利用して宇和島へ。 高速道路の工事の影響なのか、道が大混雑。 普段は30分なのに、今日は1時間弱はかかった。 宇和島に来た目当ては、宇和島市立伊達博物館。 戦国武将伝を観覧。 今回注目なのは、京都大徳寺総見院所蔵の重要文化財「木像織田信長…

買わなくても満足

愛媛大学で開かれるある会合のために松山へ。 少し早めに行き、再びジュンク堂松山店をゆっくりまわる。 前回見落としていた棚にいい本があったり新たな発見も。 とりあえず、柳田泉の文学遺産〈第1巻〉の解説部分だけを立ち読み。 これもリアル書店だからで…

ジュンク堂松山店

九州へ家族旅行した後、仕事ざんまい。 出かけることもなかったので、 その間書籍はもっぱらインターネット購入。 今日は珍しく家族で ぱっかりと休日が揃ったので、久しぶりに松山へ。 まずは道後のセキ美術館へ。 シルバーウィークの道後は観光客だらけ。 …

柳川、秋月

旅行の最終日。 この日は柳川へ。 川下りを楽しんだ後に、旧柳川藩立花家の別邸であり御花へ。 柳川からは豪雨によるがけ崩れで、 九州自動車道が太宰府ICと福岡ICが通行止めのため、 大分自動車道にまわる。 甘木ICでおりて、八丁越をぬけて北九州の…

高千穂、阿蘇白川水源、船小屋温泉

旅行二日目。 高千穂では高千穂峡、高千穂神社、天岩戸神社、天安河原とまわる。 移動して、阿蘇の白川水源で昼食も兼ねて休憩。 熊本空港ICから高速に乗り、船小屋温泉で宿泊。 宿から見える雲海 素朴ながら充実した宿の朝食。 地鶏の玉子をかけ御飯(米…

豊後竹田、高千穂夜神楽

今日から夏休みをとる。 自分の親と家人の親と一緒に九州旅行に出ることに。 この日は豊後竹田で合流、高千穂に宿泊。 高千穂では観光夜神楽も見物。 豊後竹田 滝廉太郎記念館 茶房 だんだん コーヒー。水がいいだけにうまい。 豊後竹田の姫だるま 但馬屋。…

紀伊国屋書店の最後

朝ホテルを出てから本屋めぐり。 今月いっぱいで閉まる紀伊国屋書店松山店へ行く。 いつもはたくさんの書類や本で埋もれている 1階のレジまわりもすっきり。 2階3階と上がるが、 最低限の新刊書は入っているものの、 既に売れた本の補充を止めているのか…

2日連続の図書館

昨日と今日は松山に行く。 昨日はわずかな時間を抜け出し図書館へ。 必要なコピーをとり、 以下の2冊を借用。 森次太郎 欧米書生日記 武鹿悦子編 ひらひらはなびら ひらひらはなびら―キンダーブック昭和の童謡童画集作者: 林健造,湯山昭,武鹿悦子出版社/メ…

良質なノンフィクション

子規記念博物館発行の『子規博だより』の最新号、 第28巻1号を見ると、 黒岩比佐子氏の文章が掲載されていた。 今年の年末には、 NHKのスペシャルドラマ「坂の上の雲」が放映されるので、 日露戦争関係の文章かと思ったが、 そうではなく、 国木田独歩…

3連休の中日

昨日から3連休。 昨日は夏用の服を買いに宇和島に。 そのついでに本屋に寄り1冊購入。 坂崎重盛 東京文芸散歩 東京文芸散歩 (角川文庫)作者: 坂崎重盛出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング発売日: 2009/03/25メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 13…

流される死体

中野三敏 和本の海へ 豊饒の江戸文化 (角川選書) を読んでいると、 異扱要覧という資料が紹介されていた。 タイトルからはどういう本か分かりにくいが、 江戸の武家屋敷の辻々に設けられていた 辻番所の番人心得を刷物にしたもの。 自分の持ち場地域で、 何…

たった一人

今日は私だけ仕事があり、 たった一人職場へ。 家人も朝早くから用事で外に出るため、 普段よりも1時間以上前に出勤することに。 誰もいない静かな職場にいると、 ぶつぶつ独り言をつぶやきそうになる。

車釣り

自宅から少し離れたところを、バイパスが走っている。 バイパスは小高い山手を走っているので、 その様子がよく見える。 最近になって、 そこに警察の取り締まりの基地ができた。 暑いので窓を開け放して置くと、 パソコン打ちながら、取り締まりを見学して…

捨てる神あれば

二の重さんがコメントされたように、 喜ばしいニュースが数日前の新聞に出ていました。 ジュンク堂が松山進出へ。 紀伊国屋書店が撤退した後に、同じビルに入るらしい。 四国では初めての出店で、9月18日にオープン予定。 現在の売り場は5階までだが、 …

謎の据物師、須藤五太夫

氏家幹人 大江戸死体考―人斬り浅右衛門の時代 (平凡社新書 (016)) 読了。 本の中に今治藩士須藤五太夫睦済という人物が登場する。将軍家の刀の切れ味を試す「御様御用(おためしごよう)」 をつとめる据物師山田浅右衛門の高弟で、 山田家の代替わりの儀式に…

別れの1冊

バスに乗り松山へ。 松山のバス停で降りて歩き出したとたんに、 目の前を歩いていた人が突然吐き始める。 ブルーな気分を引きずったまま、紀伊国屋書店へ。 そこでも閉店のブルーな掲示を眺める。 現在松山で数件の賃貸の紹介を受けており、 再進出もあり得…

プロフェッショナル

昔、学生時代に発掘作業のアルバイトをしたことがある。 東久留米市あたりの現場ではなかったか。 スコップのようなもので、 地面を削るように堀り進めたが、 私のまわりではいろいろな石器が出てくるものの、 自分のやっているところだけは何も出てこない。…

御ためしもの

氏家幹人 大江戸死体考―人斬り浅右衛門の時代 (平凡社新書 (016)) を読み進める。 人切り浅右衛門のような見事な腕前で、 江戸のアンダーワールドが描き出されている。 江戸は死体だらけで、 特に浮き死体が多く、それをいちいち検死するなど不可能で、 海に…

死体と骨

家人が地元の図書館分館に本を借りに行くのに付いていく。 本は少ないが、 この分館に来るのは初めてなので、 新鮮な気持ちで本棚をながめる。 以下の4冊を借用。 荒俣宏 開化異国助っ人奮戦記 開化異国(おつくに)助っ人奮戦記 (小学館ライブラリー)作者: …

銀座、夜店の古本屋

仲田定之助 明治商売往来 (ちくま学芸文庫) を拾い読みしていたら、 かつて銀座の舗道に夜店が広がっていたという記述を見つけた。 その夜店が出るのは東側ばかりで、 京橋一丁目から尾張町あたりまでで、 売っている物はピンからキリまで種々雑多。 その中…

堅パンのお土産

かなり前に乾パンのことを書いたことがあった。 善通寺の仁王門近くにある熊岡菓子店のことである。 http://d.hatena.ne.jp/rekisinojyubako/20060204その熊岡菓子店の乾パンを職場で土産としていただいた。 早速写真撮影。袋からしてレトロでいい味だしてい…

大正時代、小学生の読書

いろいろな人の自伝を読むのが好きだが、 読んでいて、 その人がどのくらいの年齢でどのような本を読んでいたのかが、 特に気にかかる。 今日読んでいた藤沢桓夫の大阪自叙伝 (1974年)にも、 自らが小学生上級生だったころの読書の記述があった。 「立川文庫…

ショックなニュース

朝日新聞をめくっていたら、 愛媛版にびっくりするニュースがあった。 紀伊国屋書店閉店へ。 松山中心部7月末撤退。 新聞の内容をまとめると、 不況による消費の低迷で 売り上げが落ち込んでいるのが理由。 松山店の開業は昭和53年。 書籍30万冊のほか…