電信柱から電信柱へ
3日間の旅に出る。
朝バスで出発して松山へ。
まず最初に愛媛県美術館へ行き、
良寛墨宝展−最晩年の芸術と生涯−を観覧。
展示は、良寛が最晩年に身を寄せた、
新潟県長岡市の木村家に伝わる書を中心に紹介したもの。
早い時間に行ったが、
それなりに観覧者が多い。
やはり年輩の方が圧倒的に多いような。
個人的には良寛自身よりも、
良寛を生み出した土壌、
越後の地域文化の方に興味を感じた。
美術館を出てすぐ隣の図書館へ。
1冊読み終えた本を返して、
そのかわりにこの1冊を借り出す。
佐伯一麦 芥川賞を取らなかった名作たち
- 作者: 佐伯一麦
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2009/01/13
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JR松山駅に出るも、
予定時間になっても電車が入ってこない。
どうも到着した電車に車両故障があり、
電車の入れかえ作業に手こずっているらしい。
後ろの駅舎の職員があわただしく動き出す。
ようやく十数分遅れで電車が入線して、
すぐさま出発。
ようやく落ち着いて、買った駅弁を取り出して昼食。
松山のスタンダードな駅弁、醤油めし。
ビールは夜を考えてじっとがまん。
高松には数分遅れで到着。
コトデンを乗り継ぎ、松島二丁目駅で降りる。
むかし一度行ったことがある讃州堂書店を探す。
電信柱に宣伝発見。
その電信柱から次の電信柱へと、
電信柱を辿っていくと、讃州堂書店に到着。
広めの店内がいろいろなジャンルの本で埋まっている。
その1棚1棚を味わうように見ていく。
久しぶりに大量の古書を見ることができた。
欲しい本はいろいろあれど、絞り込み以下を購入。
藤沢桓夫 大阪自叙伝
- 作者: 藤沢桓夫
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 1974
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- 作者: 加太こうじ
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小松左京 わたしの大阪
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こんな古書店が松山にあったら、
うちの本棚は大変なことになるかも。
帰り最短距離で駅まで戻ろうとすると、
いつの間にか高松刑務所の敷地に入っていて驚く。
夜は友人たちと会食。