読書欄チェック
昨日の朝日新聞の読書欄を見ていると、
気になるマンガと本があったので、忘れないようにメモ。
この世界の片隅に(中) (アクションコミックス) [ こうの史代 ]
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > コミック > 青年 > 双葉社 アクションC
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 699円
この世界の片隅に(下) (アクションコミックス) [ こうの史代 ]
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > コミック > 青年 > 双葉社 アクションC
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昭和18年から21年にかけての広島の呉を舞台に、
そこで暮らす女性のごく普通の生きざまを描いたもの。
著者は4年もの歳月をかけて
生活風景のひとつひとつを積み上げて、
ついに物語は昭和21年にまでたどりつく。
日常が変貌し、蹂躙されていくさまが、
等身大に実感される。
一見地味な細かい展開は、
そんな大きな構想の下に描かれ、
読者に深い印象を与える。
当時の暮らしがどこまで
細かくビジュアルに描かれているのか、
気になるところ。
松沢裕作 明治地方自治体制の起源
- 作者: 松沢裕作
- 出版社/メーカー: 東京大学出版会
- 発売日: 2009/02/01
- メディア: 単行本
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徳川時代の村が、
近代の行政区画としての村へと、
いかにして変わったのか。
地方の古文書から官僚の手稿まで、
広い史料収集に基づいた研究。
徳川末期には、
商品経済で稼いだ金を、
現地の貧困者の救済に使うことで、
村役人の権威を保っていた。
近代になると、
鉄道や道路など地元への利益誘導で、
秩序の維持をはかろうとする、
名望家支配と利益政治が始まる。
現代の地方にもつながる視点をもつ本に思える。