職場が変わり、ブログを書く気持ちになれないまま、いつの間にか2年が過ぎていた。今年の4月、元の職場に戻ったものの、今度は立場が変わってしまい、相変わらず余裕のない生活を送っている。余裕のなさは、読書量にあらわれている。昔はあれだけ読んでい…

今年読んだもの

いつの間にやら年末。慣れない仕事で悪戦苦闘の一年だった。おそらくこの状況は少なくともあと一年は続く。とりあえず今年が終わるので、最近読んだ本だけメモしておく。借りた本を忘れないように記録だけはしていたが、5冊借りても実際読むことができたの…

相変わらず

月〜金はまじめに勤務。いろいろな仕事が立て込んでいて、夏休みをとる日がなかなか見つからない。土、日だけはきっちり休み、精神の安定をはかるのみ。いつものように図書館で借りた本が分からなくならないようにメモ。河内将芳 祇園祭と戦国京都 祗園祭と…

休日なのか

昨日は休みなのに、出勤するはめに。今の部署に移って、できるだけ職場にいる時間を減らして、自分の時間をつくろうと思っていたのに、仕事の全体量が多すぎ。いやいや働く。今日は遅めの起床。今度は家で前の部署に関係した書類づくり。これは休日なのか。…

借り歩く

昨日、鑑定団のテレビみてたら、西条藩初代藩主松平頼純愛用の鋏が登場。古い包紙には「源性院様御爪切 弐本」とあり、残念ながら2行目が画像が小さく読めない。将軍家→紀州徳川家→西条藩松平家と伝来した駿府御分物の一つか。400万の値段がついたが、他…

描かれた戦国の京都

京都文化博物館で展覧会「京を描く−洛中洛外図の時代−」を見てから、洛中洛外図の時代的な変遷を大まかにつかみたいと思って読書。描かれた戦国の京都―洛中洛外図屏風を読む作者: 小島道裕出版社/メーカー: 吉川弘文館発売日: 2009/09/01メディア: 単行本 ク…

行き当たりばったり

今日から連休に突入。昨日の晩は飲み会だったので、朝起きるのが少し遅くなる。あわてて西予市宇和に向けて出発。これは遊びではなく、極めて実務的な内容のため。それを済ませると、午後からの時間がぽっかりあく。どこに行くか、家人とさんざん話して、行…

少しアレンジ

週の真ん中のポツンとした休み。お昼は家人につきあって晩ご飯の買い物。今晩はタコ飯。夕方、市の図書館に出かける。東京読書―少々造園的心情によるでチェックした本がそのままあるわけではないので、参考にしながら、ない本は同じ作者の別の本にさしかえた…

東京読書

昨日読み終えたのは、東京読書―少々造園的心情による作者: 坂崎重盛出版社/メーカー: 晶文社発売日: 2008/01/31メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 19回この商品を含むブログ (16件) を見る新旧取り混ぜながら100冊ぐらいの江戸東京本が紹介されていて…

連休前のある一日

連休前の土曜日。今日は体のメンテナンスのために鍼を受けに外出。鍼灸院に行くには、郊外電車、市内電車と乗り継がなければならない。その間に読書がはかどり、持っていた1冊を読み終えてしまう。そうなると、手持ち無沙汰で、鍼が終わってから市内電車で…

『日本映画 隠れた名作』

日本映画 隠れた名作 - 昭和30年代前後 (中公選書)作者: 川本三郎,筒井清忠出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2014/07/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (7件) を見る本書は、川本三郎、筒井清忠による対談集。昭和30年代前後の映画館に日常的に…

「桃山時代の狩野派」

昨日よく歩いたので、ゆっくり朝起きて、電車で再び京都へ移動。バスには既に長蛇の列が。後ろに並んでいたおじさんが、列を整理していたバス会社の人に、「今日は何かあるんですか?」。その答え「毎日これぐらい並んでますよ」。でも、バス会社の人の見立…

「医は意なり」、「京を描く」

昨年、仕事の内容ががらっと変わって、県外に出ることがめっきり減ってしまった。気持ちも後ろ向きの一年だったが、2年目は無理してでも遊んでやろうと、休みをとって京都へ。異動で松山に来ていいのは、今の家が空港に近いこと。家人に空港に送ってもらっ…

まぼろしの著作

山口昌男 エノケンと菊谷栄 読了。エノケンと菊谷栄作者: 山口昌男出版社/メーカー: 晶文社発売日: 2015/01/17メディア: 単行本この商品を含むブログ (12件) を見る本書の企画が最初に筑摩書房に出されたのが、1983年。きっかけは、NHKFMラジオに出…

二つの図書館

午後から本を返却するため、市の図書館に行く。松山市には、県立と市立の二つの図書館がある。県立はどちらかというと専門書、市立は一般書という住み分けがあるため、二つの図書館をうまく組み合わせると、大概の本を手にすることができる。市の図書館は2…

民俗学のこれまでとこれから

福田アジオ 民俗学のこれまでとこれから のうち、興味のあった「図像資料と民俗学」の章を読了。民俗学のこれまでとこれから作者: 福田アジオ出版社/メーカー: 岩田書院発売日: 2014/11メディア: 単行本この商品を含むブログを見る福田氏は最近の民俗学が、…

松山札所まわり

遍路のことを調べている来客があり、自動車で一緒に札所をまわる。よく考えると、松山の札所は石手寺ぐらいしか行ったことがなかった。午前 中に52番太山寺、53番円明寺に行き、午後からはリクエストに応えるため、松山を離れて久万高原町の44番大宝寺…

下村為山展

松山に引っ越してから、いろいろな展覧会には足を運びやすくなった。道後には2週間に1回程度、鍼治療に出かけているので、なかでも子規記念博物館に立ち寄る機会が増えてきた。見るのはあくまでも企画展。子規博の企画展示室は小さいので、物足りないとい…

自己中心の文学

昨年春の異動により、宇和から松山に引っ越した。仕事の内容も大きく変わり、心の余裕も失っていた。状況は今もあまり変わらないが、細々と書いていきたい。読んでいた青木正美 自己中心の文学からメモ。自己中心の文学―日記が語る明治・大正・昭和作者: 青…

武士と料理

磯田道史氏のベストセラー武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新 (新潮新書)が映画化された時には、地味な歴史研究が映画として成立するのかと思った。映画の紹介に異色時代劇の文字が使われた理由もそのあたりにあるのだろう。そして、「武士の献立」…

最後の一冊

再び松山に出張。仕事の休憩時間に図書館に行き、急いで選んで借り出す。青木美智男 小林一茶小林一茶 時代を詠んだ俳諧師 (岩波新書)作者: 青木美智男出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2013/09/21メディア: 新書この商品を含むブログ (7件) を見る陶智子、…

助け船

今日は松山に出張して終日仕事。仕事が終わってから、あわてて図書館に寄る。帰りのバスの時間が迫っていたので、あらかじめ借りたい本をメモしたリストを取り出し、素早く借りだそうと、書架を探して廻る。でも、こういう時に限って、所定の場所に見つから…

「曽良旅日記」を読む

金森敦子 「曽良旅日記」を読む: もうひとつの『おくのほそ道』 読了。有名な芭蕉の「おくのほそみち」の旅。その旅の随行者、曽良が書き遺した旅日記から奥の細道紀行の実像を探ろうというもの。芭蕉の「おくのほそみち」が、文学的な虚構を孕んだフィクショ…

映画二本

年末は家族をおいて、九州の両親のもとに。 ほんとは旅行に行く予定だったが、雪の予報で断念。そのかわりに映画を小倉に見に行くことにする。両親より一足先に出て、本屋まわり。小倉駅北口の帰省した時にはのぞくことにしている古本屋を行くも休み。残念。…

なかなか帰りつかない

今日は移動日。電車やフェリーを乗り継いで、長崎から帰る。九州横断の旅なり。駅前のビルでお土産を物色。ここにも仕事で出張する度に訪れたので、好みの物は既に買ったことがあって、選びようがない。結局はいつもの松翁軒のカステラ。家族の要望により、…

長崎の夜

今日も出張先の長崎で朝から仕事。順調に進んで終了。今年の一番大きな仕事だったが、その大部分が無事に終わり、少しほっとする。その後、急いで移動して、長崎歴史文化博物館の開催中の特別展関連講座を聴講。もともと朝鮮でつくられていて、日本では朝鮮…

長崎めぐり

今日は朝から仕事。予定よりずっと早く終わったので、長崎歴史文化博物館の重要文化財指定記念特別展、対馬藩と朝鮮通信使を観覧。朝鮮との外交実務を担っていた対馬宗家が、将来に備えて、徹底的に文書にして遺していたことが、これでもかこれでもかと展示…

車中読書

今日は長崎に向かう車の中で1日を過ごす。予定どおり午前8時に出発。車中、何もすることがないので、与那原恵の首里城への坂道をひたすら読み進める。最近、仕事続きで低調だった読書。こんなにまとまった時間ができて素直にうれしい。おまけに、本が面白…

喧噪とサンタの松山

松山に出ると、町は街宣車だらけで怒号がとびかっている。すぐにジュンク堂に退避。久しぶりに丁寧に書棚をみてまわり、新刊をチェック。でも家の本棚には余裕がないので、厳選して1冊だけを購入。河鍋暁斎美術館編 河鍋暁斎絵日記河鍋暁斎絵日記 (コロナ・…

国史大辞典を予約した人々

佐滝剛弘『国史大辞典を予約した人々』を読了。国史大辞典を予約した人々: 百年の星霜を経た本をめぐる物語作者: 佐滝剛弘出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2013/06/30メディア: 単行本この商品を含むブログ (8件) を見る歴史に関する調べものに重宝する『…