2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

宇和島藩江戸屋敷の人数

大名家の江戸屋敷には何人住んでいたのか、 素朴な質問だが、案外答えるのが難しい。 宇和島藩士の三浦家の江戸暮らしについて、 いろいろ書いてみたが、 そもそもその江戸屋敷にいた人数は、 三浦家の史料からは全く窺い知ることができなかった。 ところが…

本間游清の名品随筆

塩村耕氏のこんな本があった!江戸珍奇本の世界 こんな本があった!江戸珍奇本の世界作者: 塩村耕出版社/メーカー: 家の光協会発売日: 2007/03/27メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (11件) を見るを読んでいたら…

陽明学つながり

「官府御沙汰略記」は江戸小石川に住んでいた 幕臣小野直方の日記。 氏家幹人氏の江戸の病 (講談社選書メチエ)によれば、 この日記に伊予大洲藩のことが登場している。 例えば、 明和6(1769)年に大洲藩8代藩主加藤泰行が 「脚気腫満」で死亡したとい…

半井梧菴の遠西写真全書

伊予史談会文庫の伊予人物伝資料から 半井梧菴の資料を前回示したが、 この資料は、 昭和7(1932)年に今治の大須岐神社で開催された 半井梧菴翁遺墨展覧会の模様を報じたものである。 そこには、半井梧菴の著述として、 次のようなものが展示されたこ…

半井梧菴の蓄髪2

伊予史談会文庫の伊予人物伝資料に、 半井梧菴の蓄髪に関する資料を発見。 引用すると、以下のとおり。 従来医は祝髪して僧侶の風を装ふ慣例であったが、先生は建議して士服を用ひることを許されたのである。 其時の詩に「醫人惟是要回春、髪首何須久傚聲、…

半井梧菴の蓄髪1

半井梧菴は今治藩医で、 伊予を代表する地誌である『愛媛面影』を編纂したことでも有名です。 その梧菴が文久3(1863)年に、 当時の医者が頭を剃って 出家した姿をしていることを不当として、 還俗願を提出しています。 この還俗願は今治藩で許可され…

間隙ぬって1冊

仕事で松山へ。 わずかな空き時間つかって、 書店へ行きすばやくひとまわり。 新刊1冊購入。 牧村健一郎 獅子文六の二つの昭和 獅子文六の二つの昭和 (朝日選書)作者: 牧村健一郎出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2009/04/10メディア: 単行本 クリック…

図書館再開

午前中はある集まりに出席して、 午後からは図書館へ。 2カ月ぶりぐらいに再開した図書館は、 一般図書と郷土資料とが別の階になったりして、 随分様変わり。 これまで郷土資料を閲覧しながら、 疲れたら一般図書めくって気分転換したりしてましたが、 そう…