2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

坊っちゃん団子の宣伝

二の重さんのコメントもあったので、坊っちゃん団子の宣伝を曽我鍛(正堂)の『伊予の松山と俳聖子規と文豪漱石』(昭和12年発行)より紹介。 類似品が出るほどの人気だった模様。

休みに3冊

今日は休日。 大型スーパーに行きたいと家族が言うので、運転手。 高速IC降りて、スーパー手前にブックオフ発見。 家族で行ってみることに。 娘も新刊で買う予定だった本が安く手に入り満足。 私も満足の3冊。高田宏 信州すみずみ紀行 信州すみずみ紀行 (…

道後著名土産品案内(昭和13年)

曽我鍛(正堂)の『道後温泉史話』(昭和13年発行)に登場する道後土産の一覧。 花籠竹細工 廣瀬名産堂 同 三好商店 同 清水流芳堂 同 嶋屋商店 同 米谷竹葉堂 同 濱正商店 道後饅頭 ざぼん漬 光月堂支店 湯之花煎餅 磯村昭和堂 薄墨羊羹 薄墨羊羹支店 緋…

創刊号 道後今昔記2

■ 名物の変遷ですか、昔はお土産品としては湯ざらし艾ばかりで名物はアンコロ餅と甘酒位であつた、アンコロ餅は後に湯晒し団子となり近頃は坊ちやん団子が出来ました、甘酒等は今では無く成りましたね、其後道後煎餅といふ安煎餅が出来ましたが此れも無く成…

一段落

朝少し早起きしてバスで松山へ。 昨日、今日と連続で人前で話すことに。 無事に話し終え、ほっと一息。 午後からは会議。 夕方、ジュンク堂へ行くも、 あまり欲しい本が見つからない。 こちらが疲れているせいかもしれないが、 新刊が見つけにくい本棚。 い…

創刊号 道後今昔記1

花曇りの日曜の午前道後からだらだら坂を小登りに行き着いた祝谷に静かに余生を楽しむ町の故老三浦哲也氏を尋ねて木の香新しい南うけの暖い部屋で動き初めた春色を眺めながら道後の思い出を聞く。 ■ 旧松山藩が道後に為した保護政策といふ様なものは有りませ…

創刊号 松山新名物記3

◆湯晒し艾 道後温泉の名物お土産品である、「よしえやしえやは伊吹のさしもぐさ」で知られた艾の歌のお土産といふのは全国で其の類がない、由来四国は艾を用ひて灸点の流行する土地で其の起原はお大師様の教へだと云ふ、道後で生れた一向宗の開祖一遍上人が…

余聞 タルトの由来

昭和5年発行『伊豫乃松山』創刊号の松山新名物記には、松山銘菓のタルトが記されていません。その時代、タルトがつくられていなかったわけではないのは前回記したとおりです。では、タルトの歴史はどのようにまとめられるのか。調べてみてもこの問題には簡…

創刊号 松山新名物記2

◆薄墨羊羹 名物にうまい物無しとは云へ薄墨羊羹は確かに美味い、薄墨羊羹は伊予節に有る薄墨桜の名花に因むで創製したものであるが本舗中野は京都風の商品見せずの看板だけの商ひで一日優に四五十円の売上げといふから大したものである。 ◆カステーラ カステ…

創刊号 松山新名物記1

古い名物は伊予節で紹介されてゐるが新興の松山名物は未だ多く知られてゐない憾がある、新名物記を書く所以であり名物にうまい物在るを知らせ度いのである。◆美術竹細工 文人籠と云へば今では京都を始め別府、有馬、静岡、新潟、松山と全国でも数ケ處指を折…

創刊に際して

創刊に際して 松山市長 御手洗忠孝 未知の土地に旅行した時只一通りの一遍の案内記等を読むで引き廻される心持ちは恰度唐黍の殻でも囓じる如に徒らに気ばかりガザガザして泌々した味ひは無い、心身共に忙しい近代人の生活の半面には偶に旅行でもしてノンビリ…