2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

あっという間

ブログを書かなかった間、 広島県福山市までの弾丸ツアーを決行して、 広島県立歴史博物館の「徳川家・姫君の華麗なる世界」展と、 ふくやま美術館の「ポーラ・コレクション 美を競う マリー=アントワネット、大奥の粧ひと香り」展をはしごしたり、 皇太子…

書評買い

10月19日の朝日新聞読書欄に、赤澤史朗氏の書評で 乾淑子編 戦争のある暮らし 戦争のある暮らし作者: 乾淑子出版社/メーカー: 水声社発売日: 2008/08メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (5件) を見るが掲載されていました。 この本は国…

図録の取り寄せ

各地の博物館で開催されている展示には面白そうなものが多く、 せめて図録だけでも取り寄せたいと思うものの、 結局面倒なのでそのままになってしまいます。 そんな中、 以前欲しいと思っていた 新宿歴史博物館の図録が再版されたと聞いたので、取り寄せてみ…

宮本常一は終わらない

今日の朝日新聞朝刊の文化面に、 宮代栄一記者による「宮本常一は終わらない」の記事が掲載されていました。 内容は去年の宮本常一生誕百年をきっかけに、 空前の「宮本ブーム」が起きているというもの。 宮本は膨大な著作を残していますが、 最近はその著作…

立ち読み

家の用事で、 職場を早退けして松山へ。 予定より1時間早く飛び出すことができたので、 わずかながらも本屋をまわる時間をつくれました。 本屋では、まず 内堀弘 ボン書店の幻 ボン書店の幻―モダニズム出版社の光と影 (ちくま文庫)作者: 内堀弘出版社/メー…

津山藩江戸屋敷の門限

津山郷土博物館発行の図録 『津山藩の江戸屋敷』(2001年刊)を読んでいたら、 尾島治氏の解説に、鍛冶橋にあった津山藩江戸上屋敷の門限の記述がありました。 それによると、 津山藩上屋敷の門限は暮れ六ツ時(午後6時)。 これは『鳴雪自叙伝』に記さ…

読み比べ

川路聖謨の長崎日記、 先日書いた部分以外を読んでみてもなかなか面白い。 その上、正使川路の日記以外にも、 特別随員として随行した箕作阮甫の日記「西征紀行」があり、 ロシア側の記録としても、 航海記録をつくる秘書官としてロシア船に乗り込んだ 作家…

ロシア船での食事

二の重さんから教えてもらった 川路聖謨の長崎日記、早速見てみました。 平凡社東洋文庫の下田日記とセットで1冊になっている分です。 川路は嘉永6(1853)年のプチャーチンの長崎来航にともない、 その応接掛を命じられ、長崎に赴きます。 川路は12…

江戸時代のゆるい時間

今日も大和田建樹の 「紀行漫筆したわらび」(明治35年刊)から。 時計がない江戸時代、 宇和島ではどのようにして時間を知っていたのか、 という子どもの問いに建樹先生が答えます。 時間ごとに城の屋倉にて太鼓打ちて知らせしよ。 子どもはその答えを聞い…

田じしを食う

前回も取り上げた 「紀行漫筆したわらび」(明治35年刊)は、 大和田建樹の子どもの頃、 つまりは幕末から明治初期の宇和島の様子が記されていて、 とても興味深い本です。 日本の古本屋で検索すると、この本18,900円で出ています。 もちろんそんな高い本を…

英国軍艦よりガラス壜をもらう

慶応2(1866)年、宇和島には二度にわたり イギリス軍艦が来航しています。 最初は慶応2年6月のイギリス公使パークス、 もう一つは先に触れた12月のアーネスト・サトウ。 イギリス軍艦の二度の来航は、 宇和島の人々にどのように受けとめられたのでしょう。 安…