2010-01-01から1年間の記事一覧

流転する子規遺墨

まつばらとうる 隣の墓 を読む。隣の墓―子規没後の根岸・子規庵変遷史作者: まつばらとうる出版社/メーカー: 文芸社発売日: 2001/09メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (1件) を見る正岡子規没後の東京根岸の子規庵の変遷を追ったもの。 ま…

佐田岬の変化

11時半からNHKの新日本紀行再び「岬の日々 海に誓う〜愛媛県佐田岬半島〜」を見る。新日本紀行で佐田岬半島が取り上げられたのが昭和43年。その時の映像と、さらに40年以上たった現在の映像とで、佐田岬の暮らしの変化が紹介される。以下はメモ書き…

武士のソロバン

加藤秀俊・前田愛 明治メディア考 を読んでいる。 この本は1979年と翌年に行われた二人の対談をもとに編集されたもので、その後中央公論社から単行文、文庫本として刊行されたが、長らく絶版。それがこの度河出書房新社から新装復刊されました。 その中…

ますます重くなる

仕事は昼過ぎまでかかり終わる。 浅草橋まで出て、吉徳の五月人形の展示を楽しむ。 その後神保町で再び本屋めぐり。 欲しい本がいくらでも見つかる。 東京堂書店のリニューアルしたふくろう店から3冊。 森まゆみ 旧浅草區 まちの記憶 旧浅草區 まちの記憶作…

銀座で2冊

夕方、仕事が終わって銀座に出る。 教文館で2冊購入。 吉野源三郎 職業としての編集者 職業としての編集者 (岩波新書)作者: 吉野源三郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1989/03/20メディア: 新書 クリック: 3回この商品を含むブログ (5件) を見るなつかし…

石井桃子展

今日から仕事で東京へ行く。 時間に余裕があるので、蘆花公園にある世田谷文学館をみにいくことに。 文学館ではちょうど石井桃子展が開催中。 時間をかけて展示をじっくりと見て歩く。 石井桃子さんが同じ本でも、 その時代に合った表現を求めて、何度も手に…

坊っちゃん団子の宣伝

二の重さんのコメントもあったので、坊っちゃん団子の宣伝を曽我鍛(正堂)の『伊予の松山と俳聖子規と文豪漱石』(昭和12年発行)より紹介。 類似品が出るほどの人気だった模様。

休みに3冊

今日は休日。 大型スーパーに行きたいと家族が言うので、運転手。 高速IC降りて、スーパー手前にブックオフ発見。 家族で行ってみることに。 娘も新刊で買う予定だった本が安く手に入り満足。 私も満足の3冊。高田宏 信州すみずみ紀行 信州すみずみ紀行 (…

道後著名土産品案内(昭和13年)

曽我鍛(正堂)の『道後温泉史話』(昭和13年発行)に登場する道後土産の一覧。 花籠竹細工 廣瀬名産堂 同 三好商店 同 清水流芳堂 同 嶋屋商店 同 米谷竹葉堂 同 濱正商店 道後饅頭 ざぼん漬 光月堂支店 湯之花煎餅 磯村昭和堂 薄墨羊羹 薄墨羊羹支店 緋…

創刊号 道後今昔記2

■ 名物の変遷ですか、昔はお土産品としては湯ざらし艾ばかりで名物はアンコロ餅と甘酒位であつた、アンコロ餅は後に湯晒し団子となり近頃は坊ちやん団子が出来ました、甘酒等は今では無く成りましたね、其後道後煎餅といふ安煎餅が出来ましたが此れも無く成…

一段落

朝少し早起きしてバスで松山へ。 昨日、今日と連続で人前で話すことに。 無事に話し終え、ほっと一息。 午後からは会議。 夕方、ジュンク堂へ行くも、 あまり欲しい本が見つからない。 こちらが疲れているせいかもしれないが、 新刊が見つけにくい本棚。 い…

創刊号 道後今昔記1

花曇りの日曜の午前道後からだらだら坂を小登りに行き着いた祝谷に静かに余生を楽しむ町の故老三浦哲也氏を尋ねて木の香新しい南うけの暖い部屋で動き初めた春色を眺めながら道後の思い出を聞く。 ■ 旧松山藩が道後に為した保護政策といふ様なものは有りませ…

創刊号 松山新名物記3

◆湯晒し艾 道後温泉の名物お土産品である、「よしえやしえやは伊吹のさしもぐさ」で知られた艾の歌のお土産といふのは全国で其の類がない、由来四国は艾を用ひて灸点の流行する土地で其の起原はお大師様の教へだと云ふ、道後で生れた一向宗の開祖一遍上人が…

余聞 タルトの由来

昭和5年発行『伊豫乃松山』創刊号の松山新名物記には、松山銘菓のタルトが記されていません。その時代、タルトがつくられていなかったわけではないのは前回記したとおりです。では、タルトの歴史はどのようにまとめられるのか。調べてみてもこの問題には簡…

創刊号 松山新名物記2

◆薄墨羊羹 名物にうまい物無しとは云へ薄墨羊羹は確かに美味い、薄墨羊羹は伊予節に有る薄墨桜の名花に因むで創製したものであるが本舗中野は京都風の商品見せずの看板だけの商ひで一日優に四五十円の売上げといふから大したものである。 ◆カステーラ カステ…

創刊号 松山新名物記1

古い名物は伊予節で紹介されてゐるが新興の松山名物は未だ多く知られてゐない憾がある、新名物記を書く所以であり名物にうまい物在るを知らせ度いのである。◆美術竹細工 文人籠と云へば今では京都を始め別府、有馬、静岡、新潟、松山と全国でも数ケ處指を折…

創刊に際して

創刊に際して 松山市長 御手洗忠孝 未知の土地に旅行した時只一通りの一遍の案内記等を読むで引き廻される心持ちは恰度唐黍の殻でも囓じる如に徒らに気ばかりガザガザして泌々した味ひは無い、心身共に忙しい近代人の生活の半面には偶に旅行でもしてノンビリ…

創刊号目次

創刊に際して 松山市長 御手洗忠孝 松山市を中心としたる伊豫の文化 伊豫史談会 景浦直孝 伊豫の俗謡 西園寺富水 瀬戸内海 高濱虚子 花を巡る 艸迷生 松山新名物記 松山の産んだ古俳星栗田樗堂を偲びて 菅鷲峰 道後今昔記 松山旅行案内 松山旅行会長 田中七…

ブログをさぼっていた間は、まじめに働いていました。関西方面と東京方面に出張もあり、いろいろなものを見て、いろいろな本も買いましたが、それを書く心の余裕がありませんでした。出張中の写真より、龍野駅前の1枚だけ紹介。 現在は交流広場になっている…

ジュンク堂買い初め

正月はだらだら過ぎていく。 今日は娘の誕生日なので、松山に行くことに。 午前中、家族が百貨店詣でしている間に、 私の方は図書館へ。 仕事に必要な大きな本を借り出して、 あたふた歩いているところで、知人に会う。 ちょっとみっともない姿だったかも。 …