[展覧会]

結局、展示は弥生美術館・竹久夢二美術館の
竹中英太郎と妖しの挿し絵展〜エロティシズムとグロテスク…闇にきらめく妖美の世界〜
にだけ行きました。
弥生美術館では1年に4回展示替えがあるようですが、
毎回充実した展示になっています。
今回もなかなかのもの。
竹中英太郎と同時代に挿し絵を描いていた人々についても、
あわせて展示されていましたが、
その中に没年不詳や生没年とも不詳の人物もありました。
わずか80年程前の人物ですが、挿し絵と名前しか分からない。
そうした人物が一人でも多く発掘されて、
また弥生美術館で会うことができればと思いました。
弥生美術館の次回の展示は、生誕百年記念 挿絵画家 志村立美。
戦前は「挿絵界の三羽烏」の一人ともいわれた有名な人のようですが、不勉強にも知りません。
それもそのはず、初めての本格的な回顧展だそうです。
年末年始も東京に行く予定なので、また新たな画家に出会えそうです。


それ以外は例のごとく本屋詣で。
12月16日は弥生美術館の後で根津のオヨヨ書林へ。
記念に1冊だけ。
水上瀧太郎 大阪の宿

大阪の宿 (講談社文芸文庫)

大阪の宿 (講談社文芸文庫)

その後お茶の水に出て、東京堂書店でずっと買い逃していた1冊を購入。
川本三郎 今日はお墓参り
今日はお墓参り

今日はお墓参り


12月17日は新しくなった龍泉の一葉記念館をのぞいてから、浅草へ。
一緒に連れてきた娘は仲見世みておおはしゃぎ。
羽子板市もはじめてで、よろこんでいます。
江戸小物の助六にも行ってみましたが、値段的にとても手が出ない。
それでも眼福、眼福と楽しませてもらいました。
その後、営団浅草駅付近の古書店(名前は失念)で、
先般お亡くなりになった木下順二 本郷 を購入。

本郷 (講談社文芸文庫)

本郷 (講談社文芸文庫)


そして、12月18日は銀座へ。
銀座に出てもこの家族は本屋めぐり。
大量の荷物抱えても、根性で歩きます、歩きます。
やっとのことで、教文館に到着。
狭い階段をものともせず登ります。
子どもの本の店、ナルニア国で娘は大喜び。
欲しい本も見つかったよう。
私も打ち止めの1冊を購入。
木村哲也 忘れられた日本人の舞台を旅する 宮本常一の軌跡

「忘れられた日本人」の舞台を旅する----宮本常一の軌跡

「忘れられた日本人」の舞台を旅する----宮本常一の軌跡

きっと年輩の方の本だろうと思って、
著者紹介をみると、1971年生まれにびっくり。
50部限定で出していたひとり新聞『みるきくあるく』に書いていた文章が、
編集者の目にとまって刊行されたとのこと。
現在のシンデレラストーリー?
これは読むのが楽しみです。
そして、ひたすら重いかばん抱えて、午後5時やっと帰り着きました。