お迎え

帰省している家族を迎えに松山まで行く。急にお迎えが決まって、家人から高速のETCカードもらっていなかったため、地道で行くことにする。ぎっくり腰からの回復期。同じ姿勢の運転ではきついので、途中ちょくちょく休みつつ。久しぶりの国道56号はなんか新…

記憶写真展

東京出張中。夕方までに仕事を無事に終えて、閉館まで1時間を切ってようやく目黒区美術館に到着。目黒駅から坂を下っていって、川沿いの道を歩き公園に入った所に美術館はあった。同館では現在、記憶写真展が開催中(3月24日まで)。この展覧会で展示さ…

束の間の休日

本来の仕事とボランティア仕事の荒波にもまれている間にもう3月。こういう時には波まかせ。できることからもくもくと片付けるものの、多勢に無勢という感じ。しばらく忙しい日々が続く。本も少しずつ読んでいたが、感想をまとめる暇もなし。そんな狭間の一…

展覧会のはしご

昼過ぎから道後で会合があるため、朝早くからバスで松山へ。少し早めに行って、残りを自由時間にという作戦。まずは愛媛県美術館で「出光美術館所蔵 文人画名品展」を観覧。美術館の解説によると、文人画とは「官界や世間に対して違和感を抱く文人が、現実を離…

新しい視点からの赤穂浪士像

年末に購入した山本博文 「忠臣蔵」の決算書 を幸先よく読み終わる。「忠臣蔵」の決算書 ((新潮新書))作者: 山本博文出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/11/01メディア: 新書 クリック: 7回この商品を含むブログ (6件) を見る天の邪鬼の人間なので、これま…

買い納め

昨日から北九州に帰省。年末年始は天気がくずれそうなので、早めに小倉に買い出しに出かける。とりあえず、それぞれ1時間半の自由時間を与えられ、バラバラに別れることに。当然本屋ということで、小倉駅前のビルの9階にある喜久屋書店へ。大きな書店に来…

コメントのない年賀状なんて

日々の仕事に追われる中で、あっという間に師走。ほんと12月はあっという間だったなあ。そんな中、年賀状だけはちゃんとしようと思い、早めに印刷。あとは裏に一人一人思い浮かべながら、一言コメントを入れていく。いつになく順調に進み、できたところま…

近世の行列

今日は西条市に出かける。ある集まりで話して欲しいという依頼。そこでのテーマは西条藩主が御国入りする際の船行列について。御国入りって?と思われるかもしれないが、西条藩松平家は御三家の紀州徳川家の分家で江戸定府。参勤交代を免除されていたため、…

チンプンカンプン

朝起きてしばらくすると、いつの間にか家族で松山に行くことに決定。途中、高速のパーキングで軽く食事して、愛媛大学へ。大学構内の愛媛大学ミュージアムで開催中の「三輪田米山展」と「才能の競演 愛媛の算額展」を観覧。そのうち、算額展は、伊佐爾波神社をは…

翻弄される日々

とある会合で松山へ。行ったついでに図書館に寄るものの、本日は休館日。残念ながら本を返すのみ。会合が終わったら、久しぶりのジュンク堂。最近、本を読む力が落ちているので、たくさん買っても読みきれないので厳選。読む力が落ちると、本を見つけ出すア…

針で眠る

数年前ぶりに四十肩の症状が再発。上に手を挙げるのもつらいが、横に手を挙げるのはもっとつらい。家人に勧められて、地元の鍼灸に行ってみる。鍼は以前少しだけやったことはあるもののほとんど初めて。最初はお腹に始まり、肩から腕にかけて次々に鍼が打た…

松山藩の行列を描いた絵巻

たまにいくつのかの博物館や美術館のHPをネットサーフィンしながら、展覧会に行った気分だけを味わっている。昨日もふと思い立って、秋の展覧会を調べてみると、国立歴史民俗博物館で、「行列にみる近世−武士と異国と祭礼と−」の予告発見。面白そうだなと眺め…

うまくいかない一日

久しぶりにある勉強会で松山に。別の勉強で松山に行く家人ともに出発。駅近くの駐車場で家人をおろし、少し時間があったので知っている喫茶店に行きコーヒーブレイク。1時間ほどで戻ると、駐車場は車が出ないほどいっぱい。誘導員に頼んでなんとか脱出。あ…

おいしい差し入れ

夏なんてあっという間ですね。8月、毎日忙しかっただけで、何も覚えていません。覚えているのは、差し入れでいただいたお菓子の味だけ。隣町のお菓子屋さんで買ってきてもらったもの。桃1個まるごとが衝撃的で。種の部分にカスタードクリームが入っていま…

未熟者

今日は東京の祖父母のもとに遊びに行く娘を送って松山空港へ。目に見えている間はいろいろ気になるが、待合ロビーまで送り込んでしまうとあとはなんとか行ってくれって感じ。家人と空港から少し行ったところの喫茶店で優雅にコーヒー。それにしてもこの喫茶…

越智の随筆「ねさめのよまい」7

大洲領伊予郡郡中灘町出身の蘭方医、越智が書いた随筆「ねさめのよまい」には、地元の大洲藩医鎌田玄岱(玄台正澄)のことも記されている。以下、口語訳して紹介する。 私の生国大洲には、鎌田玄岱という医師がいる。若いときから遊学して帰省したところ、そ…

原点の本

鈴木俊幸 蔦屋重三郎 読了。蔦屋重三郎 (平凡社ライブラリー)作者: 鈴木俊幸出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2012/02/10メディア: 単行本この商品を含むブログを見る本書(平凡社ライブラリー版)は、若草書房から1998年に刊行された本に、いくつかの補…

久しぶりの図書館

ちょっと用事があり、八幡浜方面に出かける。 最近こちら方面にはとんとご無沙汰。 久しぶりに図書館をのぞいてみる。 自分で買った本、他の図書館から借りている本あるにもかかわらず、 やはり見ると借りずにはいられなく悲しい性。 それでも控えめに3冊。…

越智の随筆「ねさめのよまい」6

大洲領伊予郡郡中灘町出身の蘭方医、越智が書いた随筆「ねさめのよまい」には、たくさんの医者が登場することは以前に記した。有名な人物が多いが、無名な医者の横顔を伝える記述も捨てがたいものがある。そんな一人、肥前武雄の医者清水玄沢について紹介す…

越智粔の手紙

先般紹介した大洲領伊予郡郡中灘町出身の蘭方医で、随筆「ねさめのよまい」を書いた越智。この越智が書いた手紙をある所で見かけたことがある。その手紙を意訳しつつ紹介する。 …(前略)…この間申し上げましたように「八家集」については、ここ数年来、好きな文…

焼酎三昧

午後から松山へ。まずジュンク堂により新刊チェック。2冊購入。氏家幹人 武士マニュアル 武士マニュアル (メディアファクトリー新書)作者: 氏家幹人出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2012/04/27メディア: 新書 クリック: 3回この商品を含むブ…

越智の随筆「ねさめのよまい」5

越智は最後に、当時最も怖れられていた病気の一つであった天然痘の予防接種、種痘のことを取り上げている。 近来、西洋から牛痘種法が伝わった。かねがねこの良法を知った人が速やかにその種子(痘苗)を得て、多くの子どもたちに植えた。このことは日本人に…

越智の随筆「ねさめのよまい」4

蘭方医学の優位性を認識した越智は、幕末の医療の現状について次のように嘆いている。 しかし、ここに疑いが生じる。近来は諸国に蘭学による医療が開かれつつある。ただ、江戸の幕府医官や京都の医官は少しも蘭方による医療を用いようとしない。これらの人物…

越智の随筆「ねさめのよまい」3

ここで、越智の筆は、漢方と蘭方との二つの医術の比較論へと及ぶ。 人の体のことがこれだけはっきりと分かっているのならば、治療の方法もしっかりとしたものがあるだろうと昌山に尋ねてみると、内科選(撰)要という書物がある。もしあなたが医術を志すなら…

いつものとおり

休日。ある講演会を聴くために松山に。 まずはいつものとおりジュンク堂へ。新潮選書の新刊おもしろそう。でも分厚すぎて今買っても読めないな、などいろいろチェックするのみ。読んでいない本が家にたくさんあるだけに、今回は買い控える。 そしてこちらも…

越智の随筆「ねさめのよまい」2

越智の随筆「ねさめのよまい」には、自らの医学修行の様子を記している部分がある。その部分を意訳すると、次のようになる。 私が17,8歳の時から医学を目指すようになり、傷寒論、または香川の諸書、古方家の書物などを読んだ。20歳になり江戸の幕府医…

越智粔「ねさめのよまい」1

幕末から明治にかけての郡中(愛媛県伊予市)出身の蘭方医越智■(山に松)の随筆が翻刻されていると教わり調べてみる。それは「ねさめのよまい」というタイトルで、国会図書館蔵。土井康弘氏が「京都の蘭方医、越智■が記した随筆『ねさめのよまい』の翻刻」…

空いてる所、混んでる所

関西旅行に出かけていた家族を迎えに松山まで出る。その前にまず図書館に本を返しに行く。駐車場は図書館と美術館兼用。連休中なのでいっぱいなのではとのぞいてみると、意外なほど空いている。美術館あまり人が入ってないのかしら。図書館もいつもより人が…

「ごりょんさん」の日記

荒木康代 大阪船場おかみの才覚 を読了。大阪船場 おかみの才覚 (平凡社新書)作者: 荒木康代出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2011/12/15メディア: 新書 クリック: 6回この商品を含むブログ (5件) を見るタイトルだけ見ると読みそうもない本だが、サブタイト…

読まない本は借りるな!

忙しい日々。その合間を見つけて、久しぶりの休みで松山に出る。いつものジュンク堂松山店で、予定どおりの2冊購入。 岡崎武志 ご家庭にあった本 ご家庭にあった本―古本で見る昭和の生活作者: 岡崎武志出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2012/03/01メディア…