車中読書

今日は長崎に向かう車の中で1日を過ごす。予定どおり午前8時に出発。車中、何もすることがないので、与那原恵首里城への坂道をひたすら読み進める。最近、仕事続きで低調だった読書。こんなにまとまった時間ができて素直にうれしい。おまけに、本が面白いのでぐいぐいひきこまれる。大正13年、沖縄に県社を建てるために、首里城の取り壊し作業が始まる。それを新聞で知った鎌倉芳太郎が阻止しようと、建築界の権威で鎌倉と一緒に沖縄調査を予定していた、伊東忠太のもとにひた走る。そんな前半のクライマックスシーンを読んだところで、ちょうど日が傾き、これ以上の読書は困難。あとはひたすら夜道を走る。午後7時半頃に長崎に到着。11時間半の行程であった。