長崎めぐり

今日は朝から仕事。予定よりずっと早く終わったので、長崎歴史文化博物館重要文化財指定記念特別展、対馬藩朝鮮通信使を観覧。朝鮮との外交実務を担っていた対馬宗家が、将来に備えて、徹底的に文書にして遺していたことが、これでもかこれでもかと展示されている。実高2万石足らずしかなかった対馬藩にとって、朝鮮との外交は自らの判の存在意味を問うもの。それだけに文書は、藩の生命線として大事にされてきたのであろう。ちょうど、与那原恵首里城の坂道を読んでいたところだったので、やはり外交文書をしっかり保存していた琉球とオーバーラップして見えた。それに比べて、現在の外交文書は、将来どうなっていくのだろうか。昨日の今日だけに、ついそう思う。


その後、晧臺寺の墓地を歩きまわり、ある人物のお墓に挨拶。以前訪れた時には見つけ出すことができなったが、今回は下調べの成果もあり、無事に掃苔することができた。

墓から降りて少し歩いたところで、古本屋発見。町の昔からの普通の古本屋。


でも最近どこの町に行っても、そうした古本屋になかなか出会えないので、貴重な存在。好きな本が多いが、既にもっているか、図書館で借りて読んだことがあるものが多い。野呂邦暢諫早菖蒲日記」を記念に買おうかと思うが、さしもにいい値段。そこで申し訳程度に新書を2冊購入。

赤木昭夫 蘭学の時代

種村直樹 時刻表の旅

夕方、同僚と合流して長崎駅前の居酒屋、魚店亜紗へ。人気がある店のようなので、少し早く行ったものの、時間制限ありでいいならとのこと。約1時間半の勝負で、地魚の刺身などを堪能。おいしかったが、せわしなかった。明後日の電車の切符を買って、早めにホテルに帰る。