ショックなニュース

朝日新聞をめくっていたら、
愛媛版にびっくりするニュースがあった。


紀伊国屋書店閉店へ。
松山中心部7月末撤退。


新聞の内容をまとめると、
不況による消費の低迷で
売り上げが落ち込んでいるのが理由。
松山店の開業は昭和53年。
書籍30万冊のほか、DVDも扱っていた。
「いよぎん地域経済研究センター」の2月まとめによると、
県内の書店は232店(2000年)から163店(2008年)に減少。
2007年の県内全書店の書籍販売額は185億円で、
ピークの7割弱まで落ち込んでいる。
インターネットやコンビニなど、書籍を買う手段の多様化、
駐車場をもつ郊外店の増加が売り上げ減少を招いたと分析されている。


紀伊国屋書店は、
愛媛に引っ越してきて、
一番多くの本を買ってきた本屋さん。
それだけにショックが大きい。
各フロアーともお客さんが多く、
そこまで落ち込んでいるという印象はなかったが…
ただ、最近欲しいと思う本が
新刊で入ってくることが少なくなり、
インターネットで取り寄せることが多くなっていたことも事実。
郊外店は確かに文庫や新書は買えるが、
それ以外のちょっと変わった本や専門書は全く無理。
地方に住む者は中身も確認できず、
インターネットで本を買えということなのか。
書籍文化の地位低下をひしほしと感じる。
何よりも松山に出た時の
一番の楽しみがなくなるのがやるせない。