東京散策

朝ゆっくりして、少し遅めに出発。
地下鉄の根津駅まで出て、そこからぶらぶら歩きました。
まずは行ったことがなかった森鴎外旧居跡。
現在はホテルになっている一角の石碑をながめ、
歩いていると、見るだに存在感あふれる建物を発見。

看板には上田邸(旧忍旅館)とあり。
昭和4年建築というので、
大正から昭和初期のモダニズムの空気が感じられます。
建築当時こうした洋館は珍しく、見学者が絶えなかったとあります。
3階の上に小さな塔屋がちょこんとのっかているのが、
なんともかわいらしく見えます。


それから、言問通りをのぼって弥生美術館へ。
弥生美術館では以前も書いたように1月2日から、
生誕百年記念 挿絵画家 志村立美を開催中です。
弥生美術館の挿絵画家を掘り下げた展示はどれもみごたえがありますが、
志村立美は、林不忘の連載小説「丹下左膳」の挿絵で有名とのこと。
原画をはじめたくさんの遺品があり、
それを一つ一つじっくりとみてまわりました。


さらにお茶の水に向けてこんな感じかなと適当に歩いていると、
旧岩崎邸の前に出ました。
そういえば、見たことがなかったなと思い、中に入りました。

岩崎とはもちろん三菱財閥の岩崎のことですが、
とにかくすごいの一言。
たまたま行くことができてラッキーでした。


お茶の水に出て書店まわるも、収穫なし。
そこから高田の馬場に出て、BIGBOXの古書市にはじめて行きました。
いろいろな種類の本が祭りの屋台のように出ていて、
どれにしようか気分が高まります。
欲しい本はいろいろあれども、この3冊をチョイス。
氏家幹人 小石川御家人物語

小石川御家人物語

小石川御家人物語

戸板康二 泣きどころ人物誌
瀬川清子 村の女たち
村の女たち (1970年)

村の女たち (1970年)


長かった休みもあっという間。
明日には愛媛にもどります。