絵の力

坂崎重盛「絵のある」岩波文庫への招待 読了。

「絵のある」岩波文庫への招待

「絵のある」岩波文庫への招待

 

岩波文庫って、カタイようなイメージがあるので、こんなに挿絵が入っているなんて気づかなかった。「絵のある」という視点を著者が見つけ出した時点で、既に勝負あったという感じ。面白くない訳がない。著者が得意とする東京本も多く紹介されているが、海外モノの岩波文庫も含めて話しが連鎖していく構成もグッド。たくさん紹介されている岩波文庫の中で欲しくなったのは、岸田劉生の『岸田劉生随筆集』。この中の「新古細工銀座通」で劉生が描く明治時代の銀座の町並みがなんともいえない風情があって。


岸田劉生随筆集 (岩波文庫)

岸田劉生随筆集 (岩波文庫)


今日は高速1000円の最後に日だけあって、次々と車が高速道路から下りてくる。明日からは大阪出張。日程はびっちりだけど、新しくできたジュンク堂の梅田店はのぞいてみたい。