江戸時代の肉食

一の重です。
今日から九州に帰省します。


ところで、
幕末単身赴任 下級武士の食日記
第三章あたりまで読み進みました。
第二章あたりから、
いよいよ和歌山藩の下級武士酒井伴四郎
江戸で食べたいろいろな料理が出てきます。
そのなかで気になったものは、
風邪をひいた酒井伴四郎がそば屋さんで
たこ、なが芋、れんこんの甘煮を肴に
薬代わりと称して酒を飲み、
その上明日も薬代わりに酒を飲もうと、
生の豚肉を銭百文で買ったという記述。
甘煮ってお酒に合ってうまそう、
ということはさておき、
肉食がタブー視されていた江戸時代、
薬と称して肉が食べられていたということ。
肉を売る店を「ももんじ屋」といい、
店頭には「山鯨」の看板が出ていたそうです。
ちなみに、
伴四郎はその翌日豚で酒を3合も飲んでいるそうです。