誰もいない

つかの間の休み、すかさず松山に出る。いつもの喫茶店で、いつものワッフルモーニングを食べ、いつもの書店めぐり。2冊購入。

田澤拓也 江戸の名所

江戸の名所: お上り武士が見た華の都 (小学館101新書)

江戸の名所: お上り武士が見た華の都 (小学館101新書)

中野晴行 「はとバス」六〇年
「はとバス」六〇年――昭和、平成の東京を走る(祥伝社新書208)

「はとバス」六〇年――昭和、平成の東京を走る(祥伝社新書208)

はからずも近世の江戸、近代の東京の遊覧本。お盆は実家にはりつけなので、これらをお供本にして気分だけでも江戸・東京に旅発ちますか。

それから愛媛県美術館の「蔵出し」展へ。美術館の建物に入った時点でかなり異様。土曜日の午後2時というのに、建物の中にほとんど人気がない。ある展示物が気になって、300円払って「蔵出し」展の会場へ。なんと会場の中にも展示監視員以外にも誰もいない。監視員の方も睡魔と格闘中。静かな会場をゆっくりと見てまわる。山岳写真家白井義員の写真、彫刻、杉浦非水、藤田嗣治の展示と続く。非水と嗣治とのフランスでの交流など有名なのかもしれないが、初めて知った者としては興味深い。非水宛てのサイン入りの嗣治自画像はとってもチャーミング。でも蔵出し展という曖昧なテーマで、何が展示されているのか捉えにくいのがこの結果になっているのかも。気になっていた史料もその後見つかる。ちょっと問題を感じつつ、見なかったことにする。

さらに図書館に流れて、本5冊借り出す。

永嶺重敏 読書国民の誕生

梯久美子 散るぞ悲しき
散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道

散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道

坪内稔典 おまけの名作
おまけの名作―カバヤ文庫物語 (1984年)

おまけの名作―カバヤ文庫物語 (1984年)

なつかしの日本映画ポスター Part2
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幕末の探検家松浦武四郎と一畳敷
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夏休みなので、松山以外のどこかに行きたいな。