漱石、ジャムを舐める

今日は松山で史料調査。
大量の史料をデジカメで撮影するのに、
撮った画像を直接パソコンに保存していく方法を、同僚に教えてもらう。
シャッターもいちいち手で押さなくとも、
パソコンから指示できるという優れもの。
4時間で、1300コマぐらいを撮影する。
いつもの2〜3割増し。
あと、自動で古文書を読むマシンがあればいいのに、
というのはいつも思うこと。
撮るのは天国、それを読んでいくのは地獄なのです。


お昼休みを利用して、新刊本屋へ。
朝日新聞の書評を読んで、欲しかった本1冊購入。


河内一郎 漱石、ジャムを舐める
[rakuten:book:12860503:detail]


夏目漱石についてはもちろん大量な研究があるが、
本書は漱石の食に切り込んだもの。
漱石は和食よりも中華や洋食などのこってりした方が好きだったこと。
甘いものも大好きで、
輸入品の苺ジャム(1缶530グラム)を、
ほとんど自分だけで一ヶ月に8缶も舐めていたそう。
この本には漱石が生きた時代の細かい食文化年表や物価表が付いているが、
こんなデータが大好きで、この手の本はついつい買ってしまいます。