命の洗濯
一の重です。
終日、嵐が心の中に吹き荒れる音を聞く。
昨日は午後から小学4年生の娘五の重を、
宇和島の習い事に送り、
そのまま本屋めぐり。
宇和島の宮脇書店で、
橋爪紳也氏の
絵はがき100年 近代日本のビジュアル・メディアを購入。
絵はがき100年 近代日本のビジュアル・メディア (朝日選書791)
- 作者: 橋爪紳也
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2005/01/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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本の中には著者秘蔵のコレクションの絵葉書画像が満載。
著者がこれら絵葉書をどう読み解くのか楽しみです。
それから宇和島のブックマーケットへ移動。
そちらでは以下の本を。
永六輔『街=父と子』(角川文庫)
朝日新聞東京社会部『下町』(朝日文庫)
永井荷風『ふらんす物語』(新潮文庫)
佐多稲子『素足の娘』(角川文庫)
永六輔さんの本は、
父親の自分への手紙に、文章を添えたもの。
永さんの父親というと明治生まれなのでしょうか。
本のどこかに書いてあるとは思いますが、
すぐには見つかりませんでした。
明治の下町、風俗、芸人、食べ物、お酒、
いろいろなことが書かれているようです。
東京本への興味から購入。
朝日新聞の本も永さんの本からの連想で購入。
昭和52年に朝日新聞東京版連載をまとめたもの。
本の中には永井荷風の『濹東奇譚』の舞台として知られる
私娼街「玉の井」なども取り上げられています。
その連想からついつい永井荷風の「ふらんす物語」も購入。
永井荷風のことを尊敬していた林芙美子の
巴里の恋は以前読みましたが、
林芙美子 巴里の恋―巴里の小遣ひ帳、一九三二年の日記、夫への手紙 (中公文庫)
- 作者: 林芙美子,今川英子
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2004/11
- メディア: 文庫
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ほか金子光晴の『ねむれ巴里』など、
- 作者: 金子光晴
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2005/06/25
- メディア: 文庫
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佐多稲子の本は戦前の東京への興味から
いくつか既に入手して読んでいます。
持っているのは、
時に佇つ(河出文庫)
年賦の行間(中公文庫)
私の東京地図(講談社文庫)
樹々新緑(旺文社文庫)
など。
一度これらの本のなかから戦前の東京の様相を抜き書きしたい
と思いつつ、多分一生そんなことしないのでしょうね。
本屋めぐりの後、
これらの本をもって昔ながらの喫茶店に入り、
コーヒー飲みつつ本をめくる。
命の洗濯ですね。