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夕方、地元の図書館で、
青木宏一郎さんの江戸のガーデニングを借り出しました。
- 作者: 青木宏一郎
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 1999/04/01
- メディア: 単行本
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青木さんは幕末の江戸に、
現在を上回るガーデニングブームがあったとして、
次のように記しています。
当時の江戸は世界一の人口を抱えながら、
園芸を楽しむ国民性によって、
緑に囲まれた美しい都市を形成していた。
しかも、江戸の緑は、
自然の緑ではなく、
植栽された植物が多く、
人の手によって管理されたいた。
つまり江戸は、
園芸植物を効果的に配置した
箱庭のようであったといってもよいだろう。
江戸を人の手でつくられた箱庭に見立てる、
なかなか鋭い指摘に思えます。
それでは、
江戸でどのような花が栽培されていたのかですが、
椿、牡丹、躑躅、楓、菊、金生樹、梅、朝顔、百合、桜草、撫子、花菖蒲
が江戸を彩った花として紹介されています。
ところで、宇和島藩士三浦家の7代当主義信。
一見、武骨な人物にも見えますが、
意外や意外、彼も優秀なガーデナーでした。
その話しはまた次回に。