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さてこの前書いた、
天保7年12月25日付の
三浦義信が妻久美に宛てた手紙の中に、
白牛酪と朝鮮牛肉丸といういずれも牛が関わる
二つの薬が登場する話し。
そのうち朝鮮牛肉丸は
その後別のhpにもう少し情報を見つけました。
http://homepage1.nifty.com/saga-t/kappa/watashi/kaimono/jyouge/kusuri.html
池波正太郎も参考にした江戸買物独案内がそこでは紹介されていますが、
その売薬のなかに、
両国横山町三丁目 江戸本家田中吉右衛門が扱う薬として、
朝鮮名法牛肉丸の名前が見えます。
それから
白牛酪。
三浦家の手紙には牛乳を煉ったようなもので、
酒で飲む薬とでていました。
この白牛酪については、
ビジュアル・ワイド 江戸時代館
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写真入りで掲載されていることに今日気づきました。
(この本タダでもらいました、ラッキー)
水戸黄門こと徳川光圀は、
生類憐れみの令などお構いなしに、
大能(高萩市)などに牧場を設け、
自家製の肉や「酪」(チーズ)や、
「火腿」(ホーツイ)を食べていたそうです。
ちなみに、日本で最初に食べた?といわれるラーメン。
その再現も写真入りでありますが、
薬膳風ラーメンで体によさそう。
中国人儒者や中国人帰化僧の影響で、
ラーメン以外に餃子も日本で最初に食べた人物となるようです。
そして、水戸黄門も食べた白牛酪。
小さな碗にまさしく豆腐のようなものが見えます。
これが豆腐ではなく、牛乳を煮詰めて固めたソフトチーズ。
酒・かつおぶし・梅干を煮た「いり酒」につかっていますが、
この「いり酒」にからめながら食べたそうです。
義信が酒で飲むと記しているのに一致します。
以前、白牛酪を食べた人に、思った以上においしかったと聞きました。
そう聞くと、食べてみたい気もしてきます。