廃墟の中の…

京都で３日遊んだつけが、
仕事に押し寄せ、
その後ほとんど休みをとることもできず、
血眼になって働いてました。
なんとか間に合ったから、
よかったものの、
仕事が間に合わないかもと不安になり、
疲れているのに朝早くから目が覚めたりして…
その仕事も一段落。
ようやく久しぶりに休みがとれました。

その休みを利用して、
初めて東温市にある高畠華宵大正ロマン館も見にいきました。
かつて「わんわん王国」というテーマパークがあった敷地内に、
ロマン館は建っています。
「わんわん王国」撤退後の廃墟ぶりにびっくり。
ほんとにこの中で営業しているのか不安になってきます。
表示にしたがって敷地内を進んでいきますが、
最後のところで駐車場が分からずに、
ふたまわりほどして断念。
少し遠い駐車場に車と停め、歩いてようやく行きつきました。

現在の展示は「華宵の子ども絵」展で、
華宵が描いた「子ども絵」を取り上げています。
「子ども絵」とは何かとは記されていませんでしたが、
子どもを描いたもの全般を指すのでしょうか。
今回は『赤い鳥』とほぼ同時期に誕生した
児童雑誌『金の船』の表紙絵や挿絵を
華宵が描いていたことに着目して展示されています。
『金の船』は残存部数が少なくて貴重なものだそうです。
観覧者は私一人。
ゆっくり見ることができましたが、
まわりの環境も含めて、どことなく寂しい感じも…

その後松山の町中に出て、
新刊書店だけ急いでのぞき、欲しかった２冊を購入。

川本三郎 向田邦子と昭和の東京　

向田邦子と昭和の東京 (新潮新書)

谷口ジロー　冬の動物園

冬の動物園 (ビッグコミックススペシャル)