祀られる井戸

今日も宇和島をまわった時の写真から1枚。

井戸が祀られた何とも不思議な空間。
これは何かというと、「御井戸」というそうです。
横に建つ看板の説明文を写すと以下のとおり。


御井
元和6年6月晦日の夜、和霊様が御一門の方々と遭難されたとき、
御子山家美濃守様がこの御井戸へ入水されました。
後この井上に一祠をたてて御祀いたしました。
この地は当時和霊様の御本邸であります。


和霊様とは宇和島藩初期の家老で、
政争に敗れ、元和6(1620)年に暗殺された山家清兵衛のこと。
井戸のある丸の内和霊社は旧山家清兵衛の屋敷だったところ。
その和霊社の裏にひっそりとこの井戸はありました。
ちょっと横道に入ると、
宇和島には知られざる空間がまだまだありそうです。