考える人 自伝、評伝、日記

休日。
家人に連れ出されて宇和島へ。
家人に言わせると、私が仕事場に着て行っている服がふざけすぎているとのこと。
もう年なんだからと諭され、少しまじめな服を購入。
まだ若いと主張したいところですが、
この数週間、四十肩で左手が真上にあがりません。
厄年近く、体の方はこれから下り坂に入っていくのかもしれません。
頭は大丈夫なのか?


その後、新刊書店へ。
家人は注文していたマンガを購入。

オトノハコ (KCデラックス Kiss)

オトノハコ (KCデラックス Kiss)

娘は小学校で合唱部だったので、二人でハマって読んでいる模様。
私も読んでみたら、部長のキャラクターがなんともいいのです。


私の方はこちらを購入。

考える人 2008年 08月号 [雑誌]

考える人 2008年 08月号 [雑誌]

自伝、評伝、日記、どれも好きなので、買ってしまいます。
最相葉月さんのインタビューで、
星新一の評伝を書くのに、5年かかったことを知りました。
その間、他の仕事で生計をたてながら、
5年間取り組むわけですから、
ノンフィクションのライターはやっぱり大変です。
星新一の遺品を袋に整理し、ラベルを貼って番号を付けて、
目録をパソコンでつくっていく。
この時代にこの遺品と見渡せる年表づくり。
さらにゆかりの人物130人余りをインタビュー。
あの素晴らしい評伝の舞台裏を少しのぞくことができました。


自伝、評伝、日記というつながりだから、
近代の特集なんでしょうが、
川路聖謨の日記や井関隆子の日記など、
江戸時代の日記にもおもしろい内容のものがいっぱいあります。
今泉みねの名ごりの夢は、自伝としてもかなりユニークです。
あと、慶応2年に相模原に生まれ、
相原村村長を務めた篤農家である相沢菊太郎が残した克明な日記。
衣食住の生活から物価の変動、災害から戦争まで、
一人の人間が体験した近代がまるごと綴じ込められた日記です。
無名人の日記もあなどることはできません。